トップ中国生活で困ったことあれこれ

中国生活で困ったことあれこれ

今日はコーヒーブレークです。中国で生活を始めたときに、いろんなことが日本と違うため、とても困ったものでした。コーヒータイムということで、当時、困ったこと(=中国の文化?)について書いてみたいと思います。

中国紙幣

中国へ赴任したときは、当然、中国語が話せませんでした。
まったくコミュニケーションができないため、とにかくあれもこれも全てに、不自由したものです。いくつか例を上げてみます。

1.移動ができない

社用車は3台ほどあってドライバーもいるのですが、会社外では使わないようにしていました。

平日夜や休日に誰が何をしていたのか・・ということが、会社や同僚に筒抜けになるのが目に見えていたからです。

それと、ちょっとした買い物などで車を予約して、買い終わったら迎えに来てもらうようなことが、とても面倒だったからです。もちろん、電話で連絡することも、大変だったので。

ドライバーはカタコト日本語は話せるけれど、少し込み入った話になるとすぐにチンプンカンブンになることが多かったので。

とにかくコミュニケーションが取れないということは不便なもので、何をしても楽しいと感じることがありませんでした。

もちろん、市内周回バスやタクシーやバイクタクシーなど、全て、まだまだ利用できませんでした。従って、全て「歩き」。なので、1ヶ月経った頃に、強力な移動手段である「自転車」を購入。

しかし、それも2週間の命でした。
あっという間に、スーパーマーケットの駐車場で行方不明に・・(涙)

 

2.レストランで注文に苦労

会社が終わってからとか休日には、何かおいしい中国料理を食べたいなと思ってローカルレストランに入っても、何を頼んだら良いのかまったくわからず、とても困ったものです。

最近でこそ違いますが、当時はメニューを見て注文をしようと思っても、全て中国漢字で書かれているので、それがどんな料理なのかが皆目わかりません。

menu

日本のレストランなら、どこの店へいっても全て写真入りなので、どれがどのような料理なのかが一発でわかります。ところがその頃の中国では、まだまだカメラが十分普及していなかったためか、どこのレストランにいっても写真入りのメニューはありませんでした。

唯一、ホテルのレストランや街中の少し高級なレストランへ行けば、漢字の横に英語で料理名が書いてあって、何とかどういう料理なのかがわかったというような状態でした。

そんな感じで、ローカルの店では漢字ばかりでただひたすら戸惑ったもので、とにかく何でもいいからと、漢字の「魚」の一文字や、「肉」の一文字を見て注文を決めたものです。

「何かわからないけど、とにかく今日はこれを頼んでみよう!」・・と。

なので、最初の頃は、一人でおいしいものを食べに行くということが、まったくできませんでした。何種類かの料理を食べて、自分の好きなものを3~4品見つけてから、独りであちこちをふらふらするようになったのでした。

3.蝋細工の料理サンプル

少し話はズレるのですが、そういえば中国には料理の写真だけでなく、入り口の料理サンプルもまったく無かったですね。あの蝋で作った本物そっくりの、とてもおいしそうに見える見本品。

料理見本

カメラがなくて、簡単に現像できるところもなくても、現物が想像できるような見本サンプルがあれば、少しはどんな料理なのかが想像できるのですが、まったくありませんでした。

日本で蝋細工の料理サンプルを作る技術を学んで、中国でサンプル作りの商売を始めたら、すごく繁盛するのではないかと思うのですが・・・。
 

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