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挨拶と敬称について
初対面の時、日本語では「はじめまして」とか
「お初にお目にかかります」「よろしくお願いいたします」などの
表現があります。
中国語にも
「初次见面(chūcì jiànmiàn)」や「请多多关照(qǐng duōduō guānzhào)」
など似たような表現がありますが、
日本語のように頻繁に使われることはありません。
仕事の関係で初めて会った人に、「初次见面」と言われたことは、
一度も無かったように思います。(こちらは言っても)
一般的には、「你好!(nǐhǎo)」だけで十分ですね。
相手が目上の人であったり、取引き先の人であれば、「您好!(nínhǎo)」
といえば丁寧な言い方になります。
もっとも、中華社会では、友人など親しい者同士が出会っても、
「你好」とは言わず、「最近調子はどう ?」とか「仕事は順調 ?」など
のような言い方をしていますね。
■例文
・最近好吗? 最近調子はどう?(=最近良いですか?)
zuìjìn hǎo/hào ma
・工作怎么样? 仕事はどうですか?
gōngzuò zěnmeyàng
・好吗? 調子良い?(良いですか?)
hǎo/hào ma
何はともあれ、中国で初めて挨拶するときは、
相手の目を見てにっこり笑って、「你好!」というのが一番ですね。
そしてしっかり握手をするようにしていました。
一方、敬称ですが、
日本語では人に敬称を付ける場合は、男女に関係なく名前の後ろに「様」を
つけています。
しかし、中国語では英語の「ミスター」や「ミセス」「ミス」と同じように、
男女それぞれ別々の敬称が使われます。
男性には「先生(xiānsheng)」、女性には「小姐(xiǎojie)」で、
これを名前のあとにつけます。
したがって、中国語の「先生」は日本語の「先生」と意味が全く違うので、
注意が必要です。
中国語では教師の敬称としては、男女ともに「老师(lǎoshī)」を使います。
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