トップ覚える品詞は4つだけ、あとは使えれば良い

覚える品詞は4つだけ、あとは使えれば良い

中国滞在時には、ただ話せるというレベルではなくて、「おっ、この人は中国語をしっかり学習しているな!」と思われるレベルを目指していたので、友人に多少専門的な文法を交えて、中国語を教えてもらっていました。

そして日本に帰ってきてからは、ある程度踏み込んだ中国語学習サイトを作りたいと考え、文法についても日本人にはあまり馴染みのない専門的な文法用語を説明し、例文を取り上げて学習するようにしてきました。

Chinese

しかし、ここにきて中国で自分が話せるようになり、そして多くの人と会話したり交流した例を考えてみると、ややこしい文法用語は特に役に立ったという覚えがありませんでした。

つまり、日常会話では文法の細かい分類や用語の説明などは関係なくて、ただ話すための文を作るルールを覚え、単語を覚えれば良かったと感じています。

品詞は4つだけ意識すれば良い

日本語にはご存じのように、「名詞、動詞、形容詞、形容動詞、副詞、助動詞、助詞、感動詞、他」など、さまざまな品詞があります。

実は中国語も同様です。

dictionary

基本となる品詞は日本語とほぼ同じなのですが、それぞれの品詞は言語学的な分析や分類が進むにつれて、中国語において特徴的な役割や機能を持つグループ数だけ、枝分かれしていっているようです。

言語の機能分析を目的とする言語学というジャンルの中では、このような分類が必要なのかもしれません。しかし、その分類が日常会話の内容の部分まで入り込んでくると、何とも困ったことになってしまうように思います。

例えば、複文の分類などでは、「並列複文」とか「累加複文」などという分類がありますが、言語学は自分にとって関係のない、ただコミュニケーションツールとして中国語を勉強しているというものにとって、まったく意味のないものと感じてしまいます。

ただただ、煩わしいだけ・・です。

最初の頃は本に書いてあることを、全てを覚えようとしていました・・。
ですが、日常会話の中ではそのような用語や分類はまったく出てくることはなく、特に役に立ったという覚えもありません。

しいて上げるなら、中国語を学習する際に、自分の記憶を助ける効果がある場合のみ、意識したら良い程度だと考えます。

買い物や友人との会話ができれば良いという、中国語初級クラスのものとしては、実用性を考えるならば、品詞で押さえるべきは「名詞、形容詞、動詞、副詞」の4つで十分ではないかと思います。

この4つ以外の品詞の文法的な機能や役割を意識して勉強しても、日常の会話ではあまり意味はありません。

また、品詞の枝分かれにおいても、名詞を固有名詞、一般名詞、数詞、人称代名詞などに分けるのには意味があると思いますが、それ以外の品詞を枝分かれさせても、中国語の学習にはあまり役に立つとは思えません。

日本語の品詞分類では助詞が、格助詞、副助詞、係助詞、終助詞、接続助詞などに分類されていますが、これは日本人が日本語という言語を文法の上で理解するために役立つ分類であって、決して外国人に日本語を教えるためには役立つものではありません。

しかしながら、この格助詞、副助詞の区別を教えるような内容が、「文法」として中国語の敦科書には大きなスペースを占めて載っているんですね。

 

一つの例

少し前の記事で、動詞を細分化した「能願動詞」という品詞を、そしてこの能願動詞の典型例として挙げられる語、「想 xiǎng」について書きました。

「我想看 wǒ xiǎng kàn(私は見たい)」の「想」は、たしかに能動的な願望をあらわす動詞ですが、かといって他の動詞と使い方や用法が変わるわけではありません。

他の動詞と使い方が変わらないのに、なぜわざわざ「能願動詞」などと分類し覚える必要があるのでしょうか。このような分類は、言語学の機能分析の概念であって、言葉のルールを示す文法ではないのです。

ですから、テキストの例文で願望を示すと思える「想」に出会ったなら、「これは日本語の”~したい”とイコールである」と覚えればいいだけなのです。

このような「能願動詞」という分類が、記憶する際の一助になるのならまだしも、実際の会話では登場することはありません。一度もありませんでした!

従って、このような分類名を覚える必要はなく、ただただ使えれば良い・・と思うだけです。

覚えなければいけないことがたくさんある中では、このような複雑な部分には入りこまずに、「あっ、そう言うんだ・・」と横目で見てやり過ごせば良いと思います。
(これからも少し説明の中で出てくると思いますが・・)

シンプルに実用的な4つの品詞だけに集中して、効率的に学習を進めていきましょう!
 

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