中国語会話例|本場の飲茶を楽しもう(3)

飲茶では、お茶を飲みながらいろいろな“点心”をいただくわけですが、おいしそうに見える食べ物が本当に多いので、どうしても長居をしてしまいがちになります。中国人の中には、早朝から昼過ぎまで粘り続ける人も、決して珍しくはありません。

飲茶1

せっかくの飲茶を堪能できる機会なので、時間の許す限りゆっくり楽しみたいものです。

 

お茶がなくなったら、“茶壶 cháhú (急須)”に“开水 kāishuǐ (お湯)”をつぎ足してもらいましょう。そのときのセンテンスは、次のような感じになります。

杉:喂、请再添点儿开水。
  wéi、qǐng zài tiān diǎnr kāishuǐ
  すみません。ちょっとお湯をつぎ足してください。

服:好的。
  hǎo de
  かしこまりました。

これで“服务员”がお湯を足してくれますが、実はこんなことを言わなくても良い方法もあるのです。それは何かというと、空になった“茶壶”の“盖儿 gàiér (ふた)" を少しずらしておくのです。

お茶

これは、
お湯を注ぎ足してほしい
という、飲茶の世界でのサインなのです。

こんなことが自然にできるようになると、いよいよ楽しくなってきますよね。
 

 

飲茶は何と言ってもあのワゴンサービスが楽しいのですが、中にはオーダー用紙に客自身がマークする方法をとっている店もあります。しかしこれだとメニューが読めない人にはどうしようもありませんので、飲茶のメニューを学習しておく必要があります。

ただし、飲茶メニューはとにかくいろんな種類がある上に、店によっても独特のものを用意してあったりするので、とても全てを説明しきれるものではありません。

ここでは、だいたいどこの店にも共通してありそうなものや、特に有名なものについて、ご紹介しておきたいと思います。

点心”は普通、
咸点心 xián diǎnxin (塩味)”
と、
甜点心 tiándiǎn xīn (甘い味)”
の二つに大別されるので、ここでも2グループに分けておきます。

餃子やシュウマイ、肉まんくらいはわかったとしても、その他詳細はなかなか覚えきれないでしょうから、メモに書いて持っていると便利ですね。

■咸点心 (xián diǎnxin)
虾较 (xiā jiào) エビとタケノコの蒸しギョーザ
三鲜饺子 (sān xiān jiǎozi) エビ・肉・貝などの具が入ったギョーザ
鱼皮较 (yú pí jiào) 透明な皮のギョーザ
花烧卖 (huā shāomài) 花形のシューマイ
四喜烧卖 (sì xǐ shāomài) 4色シューマイ
小笼包 (xiǎo lóng bāo) 一口肉マン
叉烧包 (chā shāo bāo) 焼きブタ入り肉マン
汤包子 (tāng bāozi) スープ人り肉マン
脆皮春卷 (cuì pí chūnjuǎn) 舂巻
鲜竹卷 (xiān zhú juǎn/juàn) エビや肉のゆば巻き
牛肉肠粉 (niúròu cháng fěn) ビーフンの皮で牛肉を巻いたもの
南乳猪手 (nán rǔ zhū shǒu) 豚足の煮込み
鲜肉粽子 (xiānròu zòngzi) 肉ちまき
炒米粉 (chǎomǐ fěn) 焼きビーフン
肉末烧饼 (ròumò shāobing) ひき肉入りシャオピン

■甜点心 (tiándiǎn xīn)
月饼 (yuèbǐng) 月餅
豆沙包子 (dòu shā bāozi) あんまん
南瓜包子 (nánguā bāozi) カボチャまん
寿桃包 (shòutáo bāo) 桃まんじゅう
马拉糕 (mǎlā gāo) 中国カステラ
核桃酥饼 (hétáo sū bǐng) クルミパイ
蛋黄酥 (dànhuáng sū) たまごのクッキー風パイ
佛手酥 (fóshǒu sū) 手の形に似せたハスの実人りケーキ


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