トップ中国のあれこれ娯楽やゲーム

娯楽やゲーム

中国の娯楽は日本とは大きく異なっています。時代のイメージで言うと、日本の昭和50年代というイメージで、30年以上の違いがあるように感じています。

さらに、同じ中国の中でも都会と田舎では、天と地ほどの大きな差があります。片方は高層ビルの中でITをフル活用して仕事しており、もう片方では牛を使って田を耕しているという世界。

時代が違うといっても、貿易の自由化や海外企業の進出などで、スマホや最新の自動車などがかなり入り込んでいて、お金持ちの人はたっぷり近代化の恩恵を受けています。

そのようにすごいスピードで近代化が進んでいる中国ですが、こと生活関連については、まだまだ大きく遅れているというイメージです。

(北京、深セン、広州など大都会は、日本以上の高層ビルがたくさん並んでいて、とてもびっくりしたのを覚えています)

書店

書店

私が滞在していた田舎都市では大きな書店がなくて、あるのは大きなスーパーの片隅にある書籍コーナーのみ。もちろん日本語の雑誌などは皆無でした。

書籍コーナーの広さはコンビニ程度の広さで、書籍数も少なかったです。従って、中国国内で娯楽雑誌を買ってきて読むというのは無理なので、もっぱら成田空港や香港空港で読みたい本や雑誌を仕入れていったものでした。

映画館とビデオショップ

住んでいた街には映画館が一つだけ。中国映画をやったり、かなり流行った外国映画を放映したりしていましたが、見たい映画を選択するというレベルではありませんでした。

なのでもっぱらビデオレンタル・・ではなくて、中国の場合は違法コピーしたDVDをショップで安く売っているので、並べてある中から購入して、それを家で見るというのが普通でした。

価格はかなり安くて、当時は5~10元(750~1500円)ほどの金額。日本人にとっては安くても、中国人にとってはそれなりに高い金額だったので、回し見をしたり転売したり、再度コピーしてそれをいろいろと活用するなど、かつての裏ビデオが出回っていた頃の日本のような状態でした。

従って、娯楽として楽しんだのは、最新ハリウッド映画のコピーしたDVDを買って、部屋でテレビに映して楽しむということが多かったです。

 

娯楽ゲーム

中国でポピュラーな娯楽ゲームは、次の3つでした。
1)麻雀
2)ビリヤード
3)卓球(またはバドミントン)

卓球

娯楽としての卓球は、ホテルの娯楽室やジムなどに置かれた卓球コーナーでよく見かけました。

ですが、スポーツとしての卓球は、スポーツセンター的なところには行かなかったせいか、ほとんど見かけることはありませんでした。すごく盛んなのは聞いていたので、おそらくどこかの強化ジムみたいなところでだけ、行われていたのかも知れません。

やはりスポーツ的ゲームで多かった(よく見かけた)のは、

1)バドミントン
2)バスケットボール
そして、スポーツジャンルではないかも知れませんが、太極拳でした。

どれもあちこちの公園やフリースペースで、大勢の人が集まってやっているのを見ました。

話は少しスポーツ側にずれましたが、本来の娯楽ゲームで1番は、やはり麻雀でした。

麻雀

通りを歩くと、あちらこちらから麻雀の音と話し声が聞こえていたものです。会社に出勤する時間帯にも、すでに近所の奥様同士が集まって麻雀を始めているのを、何度も開いた窓から見えたものです。

また、ほとんどのレストランには別室(個室)がいくつかあって、部屋の中には麻雀卓が備え付けられていました。

つまり、レストランは麻雀荘を兼ねているわけです。もちろん自動の雀卓です。システムとしては、料理を日本円で1,500円以上食べれば、2時間まで部屋と雀卓の使用が無料となっていました。

なので、週末にはよく同僚4人で出かけて、夕食を食べてから麻雀をしたものです。
 

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