中国語会話例|本場の飲茶を楽しもう(1)
広州を中心とした南の地方では、饮茶 (yǐn chá) =ヤムチャ形式の朝食が普通です。これは本当に楽しいので、是非、一度トライしてみるのをお勧めします。
席に着いたら必ずどういうお茶を飲むのかを聞かれますが、その部分の会話については少しだけ練習をしておけば、あとはふつうの食事の場合と同じです。
決してむずかしくはないですが、日本茶はありませんので中国茶の銘柄を少しだけ覚えておき、うまく対応できるようにしておきましょう。
中国茶について
代表的なものの中から少しだけ、紹介しておきます。
もっとも最近は、日本でもずいぶん中国茶が飲まれるようになってきているので、このくらいのことはすでにご存じかも知れないですね。
红茶 | hóngchá | 紅茶 |
---|---|---|
茉莉花茶 | mòlìhuāchá | ジャスミン茶 |
乌龙茶 | wūlóngchá | ウーロン茶 |
龙井茶 | lóngjǐngchá | ロンジン茶 |
普河茶 | pǔ hé chá | プーアル茶 |
茶の種類ですが、実際はもっと多種多様で、一口に“乌龙茶 (wūlóngchá)"と言っても何十種類もあります。また、“茉莉花茶 (mòlìhuāchá)” にしても、数ある“花茶”の代表的なものというに過ぎません。
しかし、その話はレストランでのことではなく、お茶屋さん “茶庄 (chá zhuāng)" で、お茶の葉 “茶叶 (cháyè)" を買うときのことなので、心配する必要はありません。
老舗のお茶屋さんへ行くと、お茶の葉の入った大きなガラスの瓶や、缶ケースが店内いっぱいに並べられていて、なかなか壮観です。中には1斤(約500g)で数百元もするようなものもあり、中国人のお茶道楽には、あらためて感心させられます。
少し横道に反れてしまいましたが、飲茶のときの会話はすごく簡単なのですが、念のため少しだけ会話練習をしておくのがよいでしょう。
饮茶での会話(1)
服:请坐。
qǐng zuò
おかけください。
杉:谢谢。
xièxie
ありがとう。
服:你们要什么茶?
nǐmen yào shénme chá
どんなお茶を召し上がりますか。
杉:普河茶。
pǔ hé chá
プーアル茶です。
服:好。
hào
わかりました。
日本人になじみが深いのは何と言ってもウーロン茶にジャスミン茶ですが、ここはひとつ、ロンジン茶かプーアル茶あたりで「通」を装ってみましょう。
こうして席についたら、あとは注文の必要が無いぶんだけ、ふつうの食事よりも簡単です。出されたお茶を飲みながら、何種類かの“点心 (diǎnxin)”(=ちょっとした食べ物)を載せたワゴンが回って来ますので、呼びとめて欲しいものをもらいます。
“蒸笼 (zhēng lóng)” または“笼屉 (lóng tì)”=セイロに入っているものは、外から見ただけではどんなものなのか分かりませんが、遠慮せずに聞いてみれば良いでしょう。たいていは、セイロを開けて中を見せてくれるはずです。
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