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中国語は勉強しやすい

 わたしは中国語ほど日本人にとって勉強しやすい言語はないのではな
 いかと思っています。

 中学のときに英語を勉強したように普通に取り組むなら、誰でも半年
 から1年ほどで簡単な会話が話せるようになります。

 いろいろな中国の雑誌も斜め読みして、半分くらいは意味がつかめる
 ようになるでしょう。

 理由は次の通りです。

理由その1:漢字を使っている

 中国語で使われている漢字には、
 ・日本で使われることがほとんどない
 ・意味が変わってしまった
 ・簡略化されすぎて全く別の文字に変わった
 というようなものもあります。

 しかし、ほとんどの漢字は、日本の漢字と同じ感覚で意味を理解する
 ことができます。もちろん漢字の読み方や文法構造は、中国語と日本
 語では全く違いますが。

 文字を見ただけで意味が何となくわかるというのは、漢字を知らない
 欧米人たちと比べて、日本人が圧倒的に有利な部分であると言えます。

 また、同じアジアの言語で、習得にあたってまずは文字から覚えてい
 かなければならない韓国語やタイ語などと比べると、中国語は日本人
 にとって断然、敷居が低いことは間違いありません。

 日本人ならだれでも旅先で自力で目的地を探し当てたり、地元の人た
 ちと筆談で意思疎通ができるというのは、ほかの言語にはない中国語
 だけが持つありがたい特徴です。

理由その2 :文法が簡単である

 中国語の文法は現地でやってみて思ったのですが、日本語よりは英語
 に近いです。

 「主語」+「動詞」+「目的語」・・という感じで、動詞は主語のす
 ぐあとにきます。形容詞、形容詞句、副詞、副詞句などの表現も、英
 語と同じ位置になります。

 英語アレルギーの人にとっては、それを聞いただけで頭が痛くなる話
 かも知れません。

 しかし、中国語には主語や時制による動詞の活用のような面倒なもの
 は一切ありません。

 いくつかの文法の基本パターンをマスターし、慣用表現やボキャブラ
 リを増やしていけば、会話力、読解力ともにぐんぐん伸びていきます。

 また日本語にみられる、いわゆる男言葉や女言葉の区別というのも、
 基本的にはありません。敬語表現もごくシンプルなものだけです。

 さらには英語の5W1Hでの疑問文「What / Where / Which ‥‥」
 において、文を作ろうとする場合は、平叙文の尋ねたいところの単語
 を、そのまま疑問詞に置き換えるだけで疑問文が完成です。

 頭の中で疑問文だから・・と、文の構成を考え組み立てる作業がほと
 んど必要ないのです。

 おまけに、日本語を学ぶ外国人が悩まされる「て、に、を、は」の区
 別などもありません。文法が苦手な人にとって、中国語はまさにぴっ
 たりの言語なのです。

 本当に簡単に文を構成することができます。
 日本人なら非常に短期間で話せるようになるでしょう。

 わたしは現地で真面目にトライしたので、3ヶ月ほどで簡単な会話が
 できるようになりました。

 

理由その3:一つの文字について発音は一つだけ

 文法が簡単な分、中国語の発音は難しいというのは定評があります。

 中国語には日本語や英語にない独特の発音やアクセントがありますの
 で、これを口に出したり聞き取れるようになるには、それなりの時間
 が必要です。

 しかし、すべての発音が日本語と異なるわけではありませんし、なん
 だかんだ言っても、日本人にとって学習しやすい部分もいろいろとあ
 るのです。

 それは一つの漢字には、原則として一つの読み方しかないということ
 です。

 日本では音読み、訓読みのほか、慣用的な読み方など何種類もの漢字
 の読み方があります。しかし、中国語では1つの読み方だけです。
 

 例えば、
 「国」という漢字は、訓読みでは「くに」と読み、音読みでは「こく」
 と読むほか、「中国」とか「戦国時代」と言う場合は「ごく」となり、
 「国家」という場合は「こっ」と読みます。

 いろいろと変化します。

 しかし、中国語の場合は「guo グォ」という一つの読み方しかありま
 せん。学習者にとってすごく学びやすい条件ではないでしょうか。

むずかしいのは発音だけ

 独特の発音とそのイントネーションがとても重要で、これができない
 と文の読み書きはできても会話が通じないということになります。

 この部分だけが唯一むずかしい部分になります。

 しかし逆に言うと、この発音やイントネーションを忠実に話していく
 ならば、急に良く通じるようになるのも事実なのです。

中国語人口は世界No.1

 現在、英語が世界の共通語となっていますが、実は世界の中で英語を
 常時使っている人よりも、中国語を使っている人の方が多いのです。

 それだけ中国語と関係している人が多いということです。

 英語に加えて中国語が話せるならば、あらゆる国で楽しくすごすこと
 ができるようになるかも知れません!

 ガンバッ!!
 

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