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最も重要なピンイン
日本人が中国語を勉強し話せるようになっていくために、わたしは
「ピンイン」が最も重要だと考えています。
同僚の中国語がまったく通じずに、わたしの中国語が本当によく通じ
たその理由というのは、いつもピンインを意識して話をしたからでし
た。
中国語には英語に比べてとても簡単なところと、むずかしいところが
あります。勉強を始めていくにつれて、それをはっきり感じたもので
した。
学習を始めた頃の最初の印象は、中国語は漢字を使う日本人にとって
は、とても理解し易い言語だなと思ったものでした。
ところが一方で、ある部分をしっかり守らないと、まったく通じない
というところがあります。まったくというのは、本当に伝えることの
できる部分が0%だということです。
英語の場合は、意味は通じなくても、何となく少しわかってもらえる
ような部分があると思っています。しかし中国語では、まったくそれ
が無いのです。
話してみて何を言おうとしているのか、うまく聞き取れないという英
語に対して、中国語の場合はそれよりもひどいのです。
あることを言ったときに、そのイントネーションが悪いと、別の意味
になってしまうのです。意図した意味ではなく、まったく別の意味に
なって伝わってしまったりするのです。
理解できないを通り越して、誤解されるということになりかねないの
です。そういう意味で、中国語はしっかりと押さえておくべきポイン
トがあるということです。
英語に比べてやさしい部分
簡単なところを上げると、過去形や現在完了、過去完了といった時制
が厳密に分かれていないことです。
文尾に「了」と付けて「~してしまった」というようなやり方をする
のがわずかにあるだけ。
あとは文の前後の流れて判断されることになります。
英語に比べてむずかしい部分
何といってもむずかしいのは、発音とイントネーションです。
発音のむずかしさは英語も同じですが、むしろ中国語の発音のむずか
しさは英語と同等と考えても良いかも知れません。
しかし英語よりも難しいと思う部分は、単語一つ一つにきっちりと上
げ下げがあるということです。
中国語には4種類の上げ下げがあり、これを正確に発声しないと、ま
ったく相手に通じません。同じスペルで同じ発音をしていても、その
発声時の上げ下げにより、単語の意味がまったく異なるためです。
言い換えると、中国語の意味を伝える仕組みとしては、発音と上げ下
げの2つがセットとなって、一つの意味を表すということです。
従って発音が同じでも上げ下げが異なると、別の意味となってしまう
のです。
ピンインの実際
先に述べたように中国語は声調をもっている言語です。そしてその声
調には4つの基本パターンがあります。
・第1声 「  ̄ 」
・第2声 「 / 」
・第3声 「 v 」
・第4声 「 \ 」
この声調は意味を決定する重要な役割をしています。
例えば 妈 麻 马 骂
mā má mǎ mà → これがピンイン
と4つの声調があり、4つの別々の簡体字を表すことになり、それぞ
れの意味が異なります。声調が違うので示す単語が異なり、当然対応
する意味が異なることになるのです。
そして「ピンイン」は、簡体字の「発音」と「四声」を表すもので、
中国語を発音し、さらにその単語の意味を表すものなので、最も重要
なものだと思っています。
まとめると
一言でまとめると、中国語は発声時の上げ下げだけをしっかり注意す
れば、きちんと相手に伝わるということです。
極論に言うと、むずかしいのはそこだけで、そこをしっかり押さえれ
ば良いのです。
それ以外は、とてもシンプルでわかり易い言語だと思っています。
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