中国内で交通機関を使って移動する

中国内で移動するための方法はたくさんありますが、主に次の5つが通常の手段です。私は遠距離の移動は飛行機と新幹線、近場の移動はバスとタクシー、同じ街の中の移動ではバイクを使っていました。

airplane

1.飛行機
2.電車/新幹線(広州、深セン、上海などの大都市では地下鉄)
3.バス(市内の乗り合いバス、長距離バス)
4.タクシー(無許可?個人、会社)
5.バイク(無許可?個人)

 

中国は広大な面積であるため、中国内の観光地へ移動するときは、ほとんど飛行機を使っていました。今はネットで航空券の手配ができますが、当時はショッピングモールなどの横にある小さな旅行代理店に行って購入していました。

ところで、日本ではあまり知られていないと思いますが、中国国内の飛行機の便数は思ったよりも多く、どこの都市へも日本の便数の2~3倍の数があったと思います。やはり国が大きく人口も多いため、利用者数も多いからでしょうね。

飛行機を利用するに当たり、日本と異なる部分があります。それは、利用する便の乗客の数が少ないと出発直前に欠航となって、次の便に振り替えられることがあるということです。私も何度か経験しました。

日本のように厳密にスケジュール通りの運営をするのではなく、経済効率を優先させて運営するやり方だったと思います。

一方、新幹線ですが、新幹線は広州、深セン、上海、北京間などの大都市間を往復しています。小さな街は駅がなくて対象外なのは、日本と同じですね。席は、指定席となっている1等と、指定がない2等がありました。

また電車は、大きな都市を結ぶ長距離電車で、かつて日本で走っていた長距離の急行列車のようなタイプです。新幹線がまだ敷設されていない頃は、いつもこのタイプの電車を使って移動していました。

train

近年は、広州、深セン、上海などの大都市では、地下鉄もずい分発達していて、とても便利になっています。

しかし、私が住んでいた街の中では、一般的に利用する回数が多いのは、何と言ってもバスとタクシーでした。

街の中の行き慣れた近い距離の場合は、バイクを利用することが多かったです。5~10分くらいの移動では、日本円で100円程度と、とてもコストが安かったからです。

ここらで少し、交通機関を利用するときの会話について、復習をしてみましょう。
 

 

バスに乗ったら

bus

中国のバスはとても便利です。すべてのバス停に、その路線のバス停の名前が順番どおりに全部書かれていますので。

乗る前に、自分の降りるバス停の名前をよくチェックしておきましょう。そして車掌さんに頼んでおくと、着いたら教えてくれます。

中国に赴任した最初の頃は、A4の用紙に大きくマジックで降りるバス停の名前を書いておき、それを運転手に見せて、
ここで降りるので、教えてください!
と言って、頼んでおいたものでした。

私が住んでいた南の地方では、みな日本人には親切でしたね!

会話例①:
前門(地名)に着いたら、教えてください。
到了前门,请告诉我。
dào le qiánmén , qǐng gàosu wǒ

バスや地下鉄の車内では、積極的にお年寄りや妊婦の方などに席を譲りましょう。こんなふうに言ってました。

会話例②:
おじいさん、どうぞ座ってください。
老大爷,请坐。
lǎodàyé , qǐng zuò
 

 

席を替わって欲しいとき

何人かで飛行機や列車に乗る時、できればいっしょに座りたいものです。日本の場合、切符を発券する人がある程度気を使ってくれますが、中国ではほとんどそのようなことはありません。

なので中国では、知らない人に席を替わってもらうということが結構頻繁に行われています。なので、恐縮する必要はないので、思い切って交渉してみるといいでしょう。

train inside

会話例③:
私と座る席を代わってもらえませんか?
能不能跟我换个坐位?
néng bùnéng gēn wǒ huàn gè zuòwèi

道案内

中国で道に迷ったなら、すぐに周りの中国人に道を尋ねてみましょう。

会話例④:
お尋ねしますが、王府井にはどうやって行くのでしょうか?
请问,去王府井怎么走?
qǐngwèn , qù wángfǔjǐng zěnme zǒu

返答文として使われそうなものを、いくつか上げておきます。

真っすぐ行く
一直走。
yīzhí zǒu

大通りを渡る
过马路。
guò mǎlù

右に曲がる
往右拐。
wǎng yòu guǎi

左に曲がる
往左拐。
wǎng zuǒ guǎi


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