中国国内での両替はいつも街の両替専門店
わたしが住んでいた街には、交換レートの良い両替を専門にしている店がありました。小さな店が横並びで並んでいる通りの中の一軒で、小さな間口のところです。
金融関係の会社というよりは、日本でいう質屋のような小さな個人のお店という感じ。実際の店の作りはというと、質屋よりもむしろパチンコの景品交換所のような感じでした。
横長のカウンターがあり、その上には鉄格子が取り付けられていて、真ん中にお金をやり取りするための小さな開口部があるだけ。格子の空いた部分から相手を見ながら、小さな開口部からお金のやり取りをするというもの。
私は銀行で両替したことは一度もありません。いつもこの小さな両替屋で両替をしていました。なぜかというと、交換レートが銀行よりもかなり良かったからです。
増してや、空港の両替所よりははるかに良かったと覚えています。
両替レートの悪い順
ちなみに、両替レートの悪い順に並べてみると、
①飛行場の両替所(日本の)
②飛行場の両替所(中国の)
③銀行(中国国内の)
④通りの両替屋
という順でした。
通りの両替屋は、日本の飛行場の両替所よりも10パーセント以上は利率が良かったと記憶しています。まあそれだけ日本の飛行場の両替所は、手数料を多く取っているということですね。
両替時の会話のやりとり
わたしは通りの両替屋で両替をしてもらうときは、
店に入ったらまず・・
①こんにちは。
你好。
nǐhǎo
②私は両替をしたいです。いいですか ?
我要换钱。 可以吗?
wǒ yào huànqián kěyǐ ma
相手:いいですよ。
可以。
kěyǐ
③これを両替します。(窓口に差し出す)
换这个。
huàn zhège
相手:日本円を受け取ったら、計算して中国元を数え、窓口からそれを返してきます。
④ありがとう!(と言って、店から出ていきます)
谢谢!
xièxie
たったこれだけのやり取りでした。
「交換レートはどれくらいですか?」
とか、
「○日本円は、□中国元になります。」
とかのやり取りなどは、まったく必要ありません。
「とにかくうちは、△で両替しているので、それを受け入れてもらうだけ。」
「なぜなら、どこよりも交換レートがいいのだから。」
・・という感じでした。(相手の顔色から推測)
ところで、このような交換店では、パスポートを見せて欲しいなどと言われたようなことは一度もありませんでした。(銀行なら、ありそうです‥)
実際は、中国の友人に両替申込書を書くようなことのない、簡単な両替屋が街にあると紹介されて、行ってみたのが始まりでした。
両替してみてびっくり!飛行場のショップや銀行、ホテルなどでの交換レートよりもはるかに割り合いが良かったからです。
当然それ以後は、両替はいつもそこへ行ってやるようになりました。
注:
日本からの一般の観光客は、街の両替屋で行うのはむずかしいと思うので、中国側の銀行や両替ショップで交換するのが良いでしょう。悪いといっても日本側の両替所よりは、ずい分と利率が良いはずです。
中国のホテルでの両替は、銀行などでやるよりは少し利率が悪くなるかも知れません。かなり簡単にできるので、それなりに手数料が引かれることが多いので。
一般的な会話例
日本人が中国に行って銀行などにお世話になるのは、両替の時でしょう。
ここでは両替の時の一般的なフレーズを、あらためて整理してみました。
両替したいのですが。
我要换钱。
wǒ yào huànqián
ウォ ヤオ ホワン チェン
銀行員から
「换多少?
huan duo shao
ホワンドゥオシャオ
(いくら両替しますか?)」
と尋ねられたら、
「一万日元。
yi wan ri yuan
イーワンリーユエン
(1万日本円です。)」
というように、金額を言ってお金を差し出しましょう。
これで両替もバッチリ・・かも!
先にも書いたように、銀行ではパスポートの提示を求められることがありますので、パスポートはあらかじめ用意しておいて忘れないように。
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