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中国語の文法ワンポイント

dragon

1: 基本的な語順:

中国語の基本的な語順は、主語(S)+動詞(V)+目的語(O)です。

この語順は日本語の主語(S)+目的語(O)+動詞(V)とは違っていますが、英語の語順とは同じなので、現代の日本人にとってそれほど問題はないと思います。

一方、もっと大きく違うのが、動詞の変化です。中国語の場合、日本語や英語と違って動詞の変化というのがないのですね。

私は(S)本を (O)読む(V)→ 我(S) 看(V) 书 (O) となります。
                  wǒ   kàn   shū
彼は(S)音楽を(O)聞く(V)→ 他(S) 听(V) 音乐(O) となります。
                  tā    tīng   yīnyuè

2: ものを指す表現:

日本語でものを指して言う場合、その表現は対象までの距離によって、「これ、それ、あれ、どれ」の4つがあります。

中国語でも同じで、それに当たる言葉は「这,那,哪」の3つです。
近いものが「这」で、遠いものは「那」。そして疑問の場合は「哪」になります。

「这」が「これ」の意味ですが、「那」が「それ、あれ」に対応してます。
ですが、目先に見える近い側の「それ」の場合、ときには「这」を使ったりもしていました。

「这」と「那」の境目は、日本語でもそうですが、多少重なっているということですね。
いずれにしろこの3つを押えていれば、ものを指したり、尋ねたりするような会話が簡単にできるようになるので、しっかり頭に入れておきましょう。

中国語を話す上では、必須の部類の語句になります。

 

3: 数字の記載表現:

中国では、数字を書くための表現は3種類あります。
「アラビア数字」、「漢字」、「旧漢字」の3つですね。

たとえば数字の「1」はそれぞれ「1」、「一」、「壱」となります。

最近は難しい漢字はあまり見かけなくなってきています。
4年の滞在期間中にいろんな都市、場所へ行きましたが、難しい漢字を読めなくて困ったという経験は、一度もありませんでした。

また、中国語の発音は違うものの数字の読み方は、1から99までは日本語とまったく同じです。
100以上の読み方は若干異なりますので、心掛けて覚えておくようにしましょう。

4: 年月日と曜日の読み方:

年月日と曜日の読み方は非常に簡単です。
以前の記事で書いた数字の読み方を覚えていれば、簡単に読めるでしょう。

・年    nián
・月    yuè
・日(号) rì (hào)
・星期   xīngqī

具体的な日付は言わずに、単に「昨日、今日、明日」という場合は、それぞれ
「昨天(zuótiān)」、「今天(jīntiān)」、「明天(míngtiān)」
と言います。

5: 時間の言い方:

中国語の時間の言い方は、日本語とそれほど違いがありません。
学習する前に、まずは、下記の基礎単語を頭に入れておきましょう。

15分は英語では「quarter」を使い、中国語では「刻」を使いますが、私が中国にいる間はほとんど使わなかったですね。
特に困ることもなかったです。一方「半」は、本当によくつかいました。この単語は「必須」かな・・。

・点 diǎn  時
・分 fēn  分
・秒 miǎo 秒
・半 bàn  30分
・刻 kè  15分

6: 中国との時差について:

日本と中国の時差は1時間です。つまり日本が正午のときは、中国は午前11時となり、1時間早い時間になります。

広大な国土を持つ中国ですが、国内においてはエリアによる時差やサマータイムはありません。北京でも南の広州や西の重慶でも同じ時間です。

7: 喜ばれないプレゼント

中華社会は、実は日本と同じく非常に縁起を担ぐのが好きです。
その中でも、是非とも知っておいた方が良いと思われるものに、「喜ばれないプレゼント」があります。

どういうものかというと、次のようなものになります。

・時計(钟 zhōng)‥‥ 終る(终 zhōng)と同じ発音のため。
・傘 (伞 sǎn)  ‥‥ 散る(散 sàn) と同じ発音のため。
・ハンカチ(手帕 shǒupà)‥‥ 別れを連想させるため。

 

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