買い物を楽しむ
スーパーで買い物を楽しむためには、まず先に知っておかなければな
らないのが、スーパーの入り口から出口までのレイアウトとルールで
す。
レイアウトはいろいろありますが、入り口付近のエリアにはいろいろ
な専門店やコーナーがあります。携帯販売コーナーや宝石、化粧品と
いったコーナーになります。そしてそこには係員がついています。
全て係員がいて盗難対応ができているこのエリアには、入り口が1~
3箇所ある場合が多いです。
入り口があって商品が陳列されていて、係員がいないような場合は、
盗難の恐れがあります。つまり入り口から入ってきて商品を持つと、
代金を支払わず入り口から出て行ってしまう人が出てくるからです。
スーパーマーケットのしくみ
途中からスーパーマーケットのエリアとなり、ここからスーパーマー
ケットだ・・というような入り口があります。
時にはエスカレーターに乗って行き、2階に入り口があったりする場
合もあります。
入り口から入ると中には”食料品””雑貨品””衣類””・・・があち
こちに置かれていて、必要な物をかごに入れレジに向かうところは同
じです。
違うのは万引き防止のやり方です。
入り口より一旦中に入ると、精算エリア以外には出口は一切ありませ
ん。
基本的には入り口は一方通行で、一旦入ると精算エリアでお金を払わ
ないと出られないようなしくみになっています。
レジは出口の直前に設置されていて、そこで精算をしないと外にでら
れない仕組みになっており、買わない人用の通り抜け通路も用意され
ていません。
何列にも並んで精算している人の狭い空間を、みんなに見られながら
通り抜けるしかありません。精算エリアの出口側では、数人の店員が
精算の状況を監視しています。
日本のスーパーマーケットも同じようになっていますが、入り口側も
出口側も厳しくはなっていません。せいぜい万引き取締り員がこっそ
り巡回している程度です。
中国では入り口と出口をしっかり封鎖しており、そこには店員が待機
しています。そして確実に荷物の中身と、お金を払った証拠であるレ
シートを確認するようになっています。
一般人のほとんどはまだまだまずしいため、万引きなどはものすごく
多いと思います。そのためにスーパーは入り口と出口をしっかり固め
て対処しているのです。
さらに違うしくみ
野菜や果物を買うとき:
日本では野菜や果物にも全て価格のラベルが貼られています。なの
で、その他のものと一緒に精算ができます。
しかし、中国ではその部分のしくみが少し違うのです。
必要な果物を近くに置いてあるビニール袋の中に入れて、そのコーナ
ーのどこかに設置された価格査定コーナーへ行く必要があります。
そこでは差し出した野菜や果物を、1種類ずつ計量器に載せて重さを
量り、重量に応じた価格ラベルをプリントします。そして量った野菜
や果物を袋に入れてくれ、その外側にプリントされた価格ラベルを貼
ってくれるようになっています。
そしてそれを買い物カゴの中に入れ、あとでレジで一緒に精算をする
わけです。価格査定コーナーでは精算まではやりません。
カバン等の持ち込み制限:
スーパーの中には盗難防止のため、袋やカバンなどは持ち込みができ
ません。従って中に入る前に、入り口前付近に設置されたコインロッ
カーなどにカバンを入れ、手ぶらで買い物コーナーに入っていきます。
中に大きなものが入らない、あきらかに小さい手提げバッグやハンド
バッグなどは、注意されることなく入れるところもありますが、基本
的には袋やカバンの類は持ち込み禁止です。
もしもカバン等の持ち込み許可すると、店の商品をカバンの中に入れ
て精算せずに帰っていく人が出て、店は多くの万引き客に狙われるこ
とになるからと思います。(そういう人はすごく多いと思います)
流れとしては、持ち物(カバンなど)がある場合は預かるためのカウ
ンターが近くにあるはずなので、そこでその担当者に持ち物を見せる
とすぐに日本のクロークと同じで、番号札の片方を持ち物に取り付け
その番号のついた棚の上に置いて、番号札の片方をこちらに渡してく
れます。
物を購入した後は、精算レジを出てからこのカウンターに戻ってきて、
預かった番号札を渡し預けた荷物を受け取って帰ります。
さすがに泥棒や万引きがうようよいるような状況なので、スーパーマ
ーケットなどの防備は鉄壁です。
・・・それでも一杯盗まれるんでしょうね! あくなき戦いです!
a:9173 t:1 y:0