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より効率の良い中国語の覚え方とは‥
わたしは日本で中国語学習をしたのではなくて、中国に3年間住んでいるときに中国語を学習しました。
学習の仕方としては、一つのテキストを順に学習して覚えていったのではなく、必要に応じて出てきた単語や目についた文を、電子辞書で逆引きして意味を理解し、それを覚えていった・・というやり方でした。
例えば、
现在你在公司吗?
xiànzài nǐ zài gōngsī ma
(もちろんメールには下のピンイン表示はありません)
と友人よりメールが届くと、その文をすぐに大学ノートに書き出して、単語を一つ一つ電子辞書で調べ、その意味を理解するようにしていました。
メールによる学習
メールやり取りの手順は、次の通りです。
1.受信文を大学ノートに記入
・现在你在公司吗? と記入
2.次に単語を一つ一つ調べる
・现在 xiànzài →「現在」という意味
・你 nǐ →「あなたは」 〃
・在 zài →「~にいる」
・公司 gōngsī →「会社」
・吗 ma →「~ですか?」
(文の最後につけると疑問文になる)
3.意味を理解したら、返信文を日本語で書く
・はい、います。
4.その日本文を電子辞書を使って漢字に変換する
・はい、います。→ 在(zài)
5.携帯の返信メールに文を入力
・在 と入力する
→ ピンイン入力なので「zài」と入れれば「在」に自動変換される
6.「送信」ボタンを押す
→ 相手にメールが送られる
以上の手順によって、まだ中国文を理解できない日本人が、受信したメールの意味を調べながら返信するという一連の対応を通して、実際に使われていて覚える必要のある語句や文を確認し、覚えていったのでした。
さらに、自分から他の誰かにメールをしようとするときは、すぐに大学ノートを開き、言いたいことに該当する例文を探してメール文を組み立てて、送信をしたものでした。
つまり、実際に使われている必要なものだけを、メールなどを通して順に学習していったというわけです。
通常学習での欠点
もしも日本にいて中国語を学習していたら、1つのテキストを順に学習して覚えていったと思います。
そのような進め方をすると、必要なものだけでなく、すぐには必要のないものまでどんどん覚えていくことになり、すごく遠回りをしてしまうということになります。
本当にすぐに必要だということがわからずに、必要のないものまで覚えるのですから、頭の中が整理されずに混乱し、あまりにも多くのことを記憶しようとするため、すぐに疲れて忘れ易くなってしまいます。
そのようにならないよう、効率よく集中して学習を進めていくためには、初級は初級として本当にすぐに必要となるものだけを、いつも見えるようにしておくことが大切ではないでしょうか。
このサイトでは、本当に使ったものだけをピックアップして載せていますので、初級用/中級用と覚える対象を絞り込むための、参考にしていただければうれしいです。
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